2025/06/27
事業者:千葉県
規制緩和の提案募集/企業や団体と制度活用/第1回千葉県国家戦略特区・規制緩和推進本部会議
第1回千葉県国家戦略特区・規制緩和推進本部会議が26日、県庁本庁舎5階特別会議室で開かれた。熊谷俊人知事は、成田国際空港の機能強化や道路ネットワークの整備に言及。「国内外から人・モノ・投資を地域へ呼び込むことができる絶好の機会を迎えている」との見解を示し、「県の発展や国際競争力の強化につなげていくため、民間企業や関係団体とともに特区制度の活用を進めていきたい」と力を込めた。今後は、民間企業などから規制緩和の相談・提案を受け付けるワンストップ窓口の設置、規制緩和につながるアイデアの募集に向けた周知用チラシの作成、企業・関係団体等への規制緩和ニーズの収集などを行う。
議題は、国家戦略特区の活用について。
特区制度の活用においては「成田空港を核とした産業拠点形成の促進」「民間企業への積極的な支援」「法制度の枠内にとどまらない発想」を基本方針とする。
推進本部会議は24日に設置。熊谷知事を本部長、黒野嘉之副知事と高梨みちえ副知事を副本部長とし、各部局長で構成している。事務局は、県総合企画部政策企画課国家戦略特区推進室。
10日、内閣府による第66回国家戦略特別区域諮問会議において、県全域への国家戦略特区の拡大を決定した。
目指す姿の実現に向けた規制・制度改革事項などは▽公募設置管理制度(Park―PFI)における公募設置等計画の事業期間の明確化(20年以上の事業期間を前提とした公募手続きができることを明確化)▽民間事業者からの都市計画の決定などの提案(認定区域内の都市計画法の緩和)▽市町村施行土地区画整理事業の事業計画決定における意見書の処理(市町村の都市計画審議会への付議を可能とすることによる意見書の処理期間の短縮)――ほか(一部措置済み)。