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千葉県千葉市

事業者選定へ始動/事業化判断と並行し議論/千葉マリンスタジアム再構築

千葉市は30日、2026年度第1回「千葉マリンスタジアム再構築事業者選定委員会」を市役所本庁舎高層棟3階XL会議室301(オンライン併用)で開催した。冒頭、神谷俊一市長は「年度末に事業化の最終決定を行うスケジュールを予定している。検討を進める中で、市および千葉ロッテマリーンズとともに事業に参画する事業実施者の選定方法について、専門的かつ中立的な立場から審議いただき、その妥当性や透明性を確保するための答申を賜りたい」と述べた。

事業実施の判断に当たっては「事業手法、リスクの分担、費用負担のあり方、官民の役割分担、資金調達の枠組みなどについて、限られた期間の中で整理を進めていく必要がある。また、都市公園制度、PPP/PFI制度、金融ファイナンス、都市計画、都市開発の手法など多岐にわたる制度や仕組みを組み合わせながら事業スキームを構築していかなければならない」との認識を示した。

委員として、分野ごとに▽都市=北原理雄・千葉大学名誉教授▽経済・金融=足立慎一郎・政策研究大学院大学教授▽PPP・法務=野本修・野本修法律事務所弁護士▽公園緑地=木下剛・千葉大学大学院園芸学研究院教授▽スポーツビジネス・建築=日高洋・星槎道都大学美術学部客員教授――が集った。

委員長に北原名誉教授、副委員長には足立教授を選任。神谷市長から北原名誉教授に、諮問書を手渡した。

北原名誉教授はスタジアムの再構築について、単なる施設更新ではなく幕張新都心の将来像、さらには千葉市の都市イメージに関わる重要なプロジェクトとの認識を示し、「新しいスタジアムで優勝監督を胴上げし、ベイタウンに紙吹雪が舞う日が来ることを強く信じて、皆さんと一緒に議論を進めていきたい」と思いを語った。

また、会議について原則公開とし、非公開とする場合は委員長が決定することや、議事録に関して出席委員の確認および委員長の承認をもって確定することを共有した。

その後、基本計画策定の進捗状況についての説明が非公開で行われた。

スタジアム再構築に向けては「千葉マリンスタジアム再整備基本構想(幕張の『海・風・空』を感じ まちとつながる エンターテインメントスタジアムの実現へ)」を25年9月に策定。基本構想では、幕張メッセ駐車場の一部約11haを建設予定地とし、「屋外型スタジアム」を構築する方向性を示したが、10月末に千葉ロッテマリーンズからドーム化の可能性の再検討の要請があったことなどを受け、方針を転換。

6月6日には市、千葉ロッテマリーンズ、イオンモール(事業協力者)の3者で再構築基本計画策定に関する協定を締結し、「屋内型スタジアム」を前提とした基本計画の検討を進めていくこととした。

27年3月頃に基本計画を策定し、4月以降に設計や工事を進め、34年頃に開業するスケジュールを描いている。

諮問書を手にする北原名誉教授(右)と神谷市長
第1回選定委員会を開催した
神谷市長
北原名誉教授