千葉県流山市
IC南部に物流施設/15万㎡土地利用 県が同意/流山市
流山市は、流山インターチェンジ南部地区における物流施設2棟の立地を前提に「土地利用調整計画」をまとめた。「地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律(地域未来投資促進法)」に基づき、4日付で県の同意を受けた。地権者からの要望を受けて計画しているもので、開発区域は下花輪字寺下、下割、上割の14万6594・37㎡。マルチテナント型大型物流施設を整備し、物流関連産業の集積を図る。
2棟それぞれの敷地面積は7万6317・27㎡、4万718・85㎡。2棟合計の建築面積は約6万6000㎡を想定している。区域内にはトラックバースや車両待機場、駐車場、構内道路のほか、公園、緑地、排水施設などを配置する。
計画地は流山ICの南側で、江戸川と市クリーンセンター、ほっとプラザ下花輪、流山スポーツフィールドなどの間に位置。南側には流山排水機場がある。区域は南北に細長い形状で、農地が13万4978・31㎡を占めている。
市街化調整区域に属し、開発に当たっては地区計画を決定した上で、建築物や地区施設に関する地区整備計画を定め、都市計画法に基づく開発許可を取得する見込み。周辺環境との調和を図りながら、産業・流通拠点の形成を目指す。
県と市が共同で策定した「千葉県流山市基本計画」は、3月27日付で国の同意を受けた。物流関連分野では、常磐自動車道の交通利便性や既存物流施設の集積を生かし、広域物流と地域配送を結ぶ多機能型物流エリアの形成を掲げている。
また、電子商取引の拡大や即時配送、小口配送などへの対応に加え、トラック運転手の時間外労働規制に伴う輸送の効率化を課題として挙げている。幹線輸送と地域配送を接続する中継拠点や、共同配送、積み替え、付加価値加工などの機能に対する需要を踏まえ、物流基盤の充実を図る方針だ。
流山IC周辺は、首都圏や地方への物流ネットワークを背景に大型物流施設の立地が進んでいる。同地区の整備を通じ、物流の高度化・効率化を促進するとともに、市内事業者の取引拡大や新たな雇用の創出につなげる。