千葉県総合企画部
DB試行工事を29年度/大口径管路の更新加速/県水道事業運営審
県総合企画部は16日、「2026年度第1回水道事業運営審議会」(会長=滝沢智・東京都立大学特任教授)を千葉市内の柏井浄水場3階大会議室で開催した。26~30年度を期間とする県営水道事業中期経営計画において「新たな発注方式の調査・研究を行う」としていることを踏まえ、デザインビルド方式による大口径管路更新の試行工事を29年度に発注する方針を示した。年度内に対象路線を選定し、27年度以降、コスト縮減および工期短縮効果の試算や企業の参加意向の調査などを進めていく。
議題は「県営水道の財政収支見通しのローリング結果について」と「令和8年8月千葉豪雨および令和8年台風第25号による水道施設における被害状況などについて」ほか。
財政収支見通しのローリングは、4月の水道料金改定に際しての審議会や県議会における議論を踏まえ、毎年度の決算や物価上昇などを考慮して実施するもので、その結果について水道使用者の理解を得ていくこととしている。
ローリングにおいては、物価上昇率の推計方法として①直近5年の伸び率平均(25年度に作成した収支見通しと同様の推計方法)②直近3年の伸び率平均――の2パターンを採用。
26~30年度の5年間における資本的支出の建設事業費は、①3069億円(管路2358億円、施設113億円、設備など598億円)および②2959億円(管路2272億円、施設109億円、設備など578億円)――と推計。
①の場合、25年度の収支見通しと比べ、183億円増(管路164億円増、設備など19億円増)となった。
また、県営水道施設では、千葉豪雨において千葉分場の井戸施設の電気設備などが浸水。今回の浸水水位も踏まえ、復旧方法を検討している。また、台風で印旛取水場の流量計が浸水。復旧に向け、ケーブル箇所などの乾燥作業を行っている。
三神彰部長は、一連の災害を振り返り「水道事業にも大きな影響が生じた。引き続き本格復旧に向けた支援を行うとともに、より一層、災害に強い水道となるよう県内の水道事業体にしっかりと働き掛けていきたい」と述べた。