2026/01/28
イヌとネコは共通の祖先
▼空前のペットブームもここへ来て頭打ちのようだが、伴侶動物(コンパニオン・アニマル)としては、イヌとネコが最も身近な存在であることに変わりはない。それでもイヌ派とネコ派に分けたがるのが世の常だが、いくら生態や習性が違うといっても、ことさら二分化するのは人間の勝手という気がする
▼ところで、これまでの研究によると、一般的なイヌとネコは共通の祖先で「ミアキス科」の動物とされる。6200万~3400万年前というはるか昔の話だが、ミアキス科は長い尾を持つイタチのような小型の動物で、イヌとネコだけでなく、クマやアシカ、ハイエナ、マングースなどの祖先でもあるそうだ
▼イヌは、約400万年前に生息していた「ヘスペロキオン」から、1000万年前ごろまで存在したとされる「レプトキオン」となり、さらにオオカミを含む現在のイヌへ進化した▼猫は、3000万~2500万年前に最初のネコ科動物が現れ、現在に至る。ネコ科にはライオンやトラも含まれるが、体格の差こそあれ、基本的な体の構造に大きな違いはない
▼進化の過程からすれば、イヌの祖先は、乾燥化した地球の草原に適応するように生まれ、その後大型化し、長距離移動にも適した体になったと考えられている
▼一方のネコは、今も昔も姿かたちに大きな変化はなく、ネコ科の系統の動物は、牙の発達や体の大小に違いはあっても、最初からネコのような骨格だったとされている
▼そういえば、神社や寺院の入り口や本殿・本堂の前に一対で向き合う「狛犬」も、中国から伝わったライオンを元にした獅子に由来している。つまり狛犬といっても、由来をたずねれば、イヌではなく、獅子(ライオン)ということになる。以前、狛犬について調べていると、イヌなのかネコ科の獅子なのか、しばし頭がこんがらがったことがある。そう言われてみると、大抵の狛犬はイヌというより獅子のように見えるが、イヌとネコの祖先が同じと知れば、それもさして不思議でない気がしてくる











