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2025/05/22

事業者:千葉県成田市

26年度予算に工事費/三里塚配水場の再整備/成田市

 成田市は、三里塚配水場の移転再整備に伴う新配水場建設について、2026年度当初予算で工事費を確保の上、一般競争入札で発注し、26年5月から28年3月にかけて施工する予定だ。工事には、防災・安全交付金および緊急時給水拠点確保等事業を活用する方針。発注に当たっては、工種に応じた分離を検討する。別途、現施設の解体工事を1か年程度で行う見込み。
 21日には「三里塚配水場改修事業実施設計業務委託」の事後審査型制限付き一般競争入札を公告した。30日~6月5日の入札期間などを経て、6月6日に開札する。委託期間は、契約締結の日の翌日から26年3月13日まで。予定価格は9893万4000円。最低制限価格は6313万3400円。
 業務内容は、積算(建築、電気設備、機械設備、土木、解体、三里塚1号井における井戸更生)、動的解析(FEM解析)、概略工事工程表の作成、調整業務(関係各所打ち合わせなど)、既存施設の跡地利用の提案など。
 三里塚配水場は、三里塚2の敷地面積654・36㎡に所在。施設の老朽化と、池状土木構造物(配水池)および建築物の耐震性能不足が課題となっている。そこで、駒井野および本三里塚の6270・23㎡に新配水場を建設する。
 計画地は民有地(山林)で、買収を予定している。
 新配水場の主な施設は、PC配水池2池、着水井・ろ過ポンプ井・混和池、排水調整池、管理棟、雨水貯留池。
 1日最大配水量については、将来的な浄・配水場の統廃合を見据え、現行の3500m3から9600m3に増強する。浄水能力は2500m3/日。配水池は、有効容量2600m31池に加え、将来用に2600m31池を建設する。
 基本設計はエフウォーターマネジメントが24年度にまとめた。
 既存配水場については、三里塚1号井を除いて解体する予定。跡地については、水道事業での利用継続を模索していく。
 既存配水場の主な施設は▽着水井=RC造▽塩素注入設備=電磁式ダイヤフラムポンプ4台▽急速ろ過機=圧力密閉型3基処理水量2000m3/日・基▽ろ過ポンプ井=RC造130m3▽排水調整池=RC造100m3▽配水池1=RC造有効容量1500m31池▽配水池2=RC造有効容量600m31池▽配水ポンプ=125mm×1・5m3/min×50m×22kW5台▽非常用発電機=ディーゼル発電機125KVA1基▽排水用ろ過機=砂ろ過機処理水量10・4m3/h1基。1974年度に完成した。

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