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2025/06/04

事業者:千葉県佐倉市

27~28年度に拡張工事/佐倉ふるさと広場整備/7月P―PFI公募開始/佐倉市

 佐倉市は、佐倉ふるさと広場における拡張など整備の事業手法やスケジュールなどを明らかにした。主な整備対象範囲は、既存エリア約1・4ha、西側の拡張エリア約7・2ha、東側の拡張エリア約1・6haの合計約10・2ha。西側の拡張エリアについては年度内の用地取得を目指しており、買収を完了した箇所から順次、地盤面をかさ上げするための盛り土を行っている。並行して本体工事に向けた設計を行い、2026年度末までにまとめ、27~28年度の2か年で本体工事を進める。発注に当たっては、工種に応じた分離も検討。維持管理運営には、指定管理者制度を導入する。
 既存エリアの再整備にはPark―PFI事業を採用することとし、7月にも事業者募集を開始する。年末または年明けまでの募集期間を経て、26年3月までの事業者決定を想定。事業期間は最長20年で、事業者提案に基づく。早ければ同年4月に事業着手し、29年4月の開設を目指す。
 公募対象公園施設は、飲食・物販施設。特定公園施設再整備の詳細設計・工事は事業者が行うこととし、整備費用には、公募対象公園施設による収益および市の負担金を充当する予定。
 東側の拡張エリアには、普通自動車および小型自動車おおむね500台などの駐車場を整備する計画。26年度当初予算に工事費を計上。一般競争入札による発注に向け、26年4月から契約事務を進め、26年度中の完成を目指す。
 佐倉ふるさと広場は、臼井田2714に所在。市民や観光客が年間を通じて訪れ、楽しむことができるとともに、飲食・物販などにより消費を促進する観光拠点施設として整備する。
 5月28日に「佐倉ふるさと広場拡張整備設計業務委託」の公募型プロポーザルを公告した。今後は、13日に参加表明書、20日に提案書類の提出を締め切る。6月下旬の第1次審査、7月上旬の第2次審査を経て、同月内に審査結果通知および契約締結を行う。委託期間は、契約締結日から27年3月19日まで。委託限度額は7879万3000円。
 参加資格は、市の入札参加資格者名簿(測量コンサルタント)の「土木関係建設コンサルタント」に登載され、建設コンサルタント登録規程に基づき「都市計画及び地方計画部門」に登録があることなど。
 業務内容は、基本計画、基本設計、実施設計、照査、関係機関との協議用資料作成、設計協議など。
 具体的には、21年度策定の基本計画の内容について一部を再検討し、修正を行う。
 基本設計の対象は、既存エリアおよび西側の拡張エリア。公園などの骨格となる施設配置、諸施設の形状、規範施設、植栽などについて、既存エリアのリニューアルおよび拡張エリアの新規整備に向けた公園の基本設計を行う。
 実施設計の対象は、西側の拡張エリア。基本設計において定めた設計の指針および骨格となる施設配置などの概略設計に基づき、安全性、機能性、市場性、施工性、デザイン性、維持管理性の観点から詳細な検討を行い、工事の内容が十分に把握できる設計図書を作成する。
 設計にあたっては、Park―PFI事業者と協議し、事業者提案などを設計に反映するとともに、必要に応じて関係機関との協議を行う。
 また、3日には「佐倉ふるさと広場駐車場詳細設計業務委託」の制限付き一般競争入札を公告した。10日まで入札参加申請を受け付け、12日に入札参加資格確認結果を通知。16~18日の入札書提出期間を経て、19日に開札する。委託期間は契約締結日から26年3月18日までで、工事の詳細図面と概算費用について11月までの提出を求める。予定価格は1415万7000円。
 参加資格は、市の入札参加資格者名簿(測量コンサルタント)の「土木関係建設コンサルタント」に登載され、ISO9001およびISO14001に係る認証を取得していることなど。
 業務では、東側の拡張エリアを対象として、駐車場の整備および関連する造成、雨水排水などの整備条件を整理するとともに、駐車場有料化の方策・設備の計画などをまとめ、駐車場の詳細設計を作成。工事発注に必要な図面・数量などを取りまとめる。

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