2025/07/24
事業者:千葉県夷隅土木事務所
NATM工法を採用/(仮称)横山トンネル建設/県夷隅土木
県夷隅土木事務所は、一般国道297号横山バイパス(仮称)横山トンネルを建設する。横山バイパスは、市原市米原と大多喜町横山を結ぶ延長約2・7kmの路線で、「七曲」と呼ばれる屈曲が続く区間など交通難所を迂回する。横山トンネルは、横山バイパスの一部約0・94kmを構成するもので、NATM工法により施工する。
横山バイパスについては、大多喜町側約0・68km、市原市側約0・42kmを供用済み。標準幅員は14m(車道および路肩8m、歩道3m×両側)。横山トンネルは、幅員13・5m(車道および路肩7・5m、歩道3m×両側)、内空の最高高さ約7・5mの計画。
横山トンネルの基本設計に当たる「県単道路改良委託(仮称横山トンネル概略検討)」は、いであが手掛けた。
また、横山トンネル付近の法面などに関する「県単道路改良委託(横山外法面詳細設計)」を日本工営、「県単道路改良委託(横山外用地測量)」をつくもが担当している。
さらに、過年度の設計の見直しにより区分地上権の追加検討が必要になったことを受け、「県単道路改良委託((仮称)横山トンネル地上権設定検討)」の指名競争入札手続きを進めている。24日と25日の入札期間を経て、25日のうちに開札する。委託期間は90日。
法面詳細設計、地上権設定検討、用地測量を並行して進め、地上権設定や用地買収の範囲を決定。道路区域変更や税務署協議を完了次第、着工に向けて用地交渉とトンネルの詳細設計を進めていく想定だ。