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2025/08/07

事業者:建設関係団体

新会長に五十嵐富里市長/総会と要望活動を展開/国道409号道路整備促進期成同盟会

 国道409号道路整備促進期成同盟会の2025年度通常総会と県に対する要望活動が6日、千葉市内のホテルプラザ菜の花3階「菜の花」で行われた。総会で、役員の改選や25年度事業計画など全議案を全会一致で可決・承認した。役員の改選により、粕谷智浩・袖ケ浦市長が会長を退任し、理事に就任。五十嵐博文・富里市長が後任となった。要望活動では、五十嵐会長が四童子隆・県県土整備部長に要望書を手渡した。要望の趣旨は、一般国道409号の道路・交差点改良やバイパス化などの早期整備。
 409号は、県内陸部を縦貫し、県内11市町を結ぶ重要な幹線道路。首都圏中央連絡自動車道を補完する道路として、需要が増加している。県が各所において交通混雑の解消や安全を確保するための道路・交差点改良事業を進めているが、沿線地域の交通混雑などの十分な解消には至っていない。
 総会の冒頭、粕谷前会長は「今後も、期成同盟会が一丸となり、国道409号の整備による地域の振興、経済の発展、通行者の安全確保、災害に強いまちづくりを進めていきたい」と述べ、協力を求めた。
 来賓の四童子部長は「地域の皆さまと土木事務所が連携し、用地買収や工事を一緒に進めるとともに、予算を確保できるよう県土整備部全体でしっかりと取り組んでいく」と力を込めた。
 要望活動参加者は、五十嵐市長と粕谷市長のほか、北村新司・八街市長、月岡清孝・長柄町長、北森努・市原市土木部次長(小出譲治市長代理)、平野貞夫・長南町長、金坂昌典・大網白里市長、鹿間陸郎・東金市長、福島眞司・成田市副市長(小泉一成市長代理)、寺田巧実・木更津市都市整備部長(渡辺芳邦市長代理)、小髙一宏・茂原市都市建設部次長(市原淳市長代理)。
 県からは、四童子部長のほか、近藤亮・道路計画課長、齊藤博美・道路整備課長、岩井克彦・道路環境課長、印旛土木事務所・成田土木事務所・山武土木事務所・長生土木事務所・君津土木事務所・市原土木事務所の所長が対応した。
 要望書提出後、県が409号の整備状況などを説明した。
 富里拡幅においては、成田市側の約300m区間を24年度に供用し、引き続き国道51号側について整備を進めている。まとまった用地を確保できた箇所から道路改良工事に着手。JR成田線を跨ぐ区間があることから、鉄道会社と協議を行いながら事業の進捗を図っていく。
 主要地方道富里酒々井線と交わる住野交差点の改良では、暫定的な右折レーンの整備工事を23年度末に着手。歩道部分については用地買収を行い、整備を進めていく方針。
 富里市立富里第一小学校付近では、路肩部へのカラー舗装を21年度に実施した。歩道整備やさらなる対策については、歩行者などの利用状況などを確認しながら富里市と調整していく。
 茂原市上茂原においては、冠水対策の排水整備を優先して進めることとし、その間の安全対策として24年度に路肩部のカラー舗装を実施。排水整備については、占用物件の移設が済み次第、工事を進める予定。25年度は上茂原交差点付近(流末側)の横断管渠の改修工事を実施する予定。
 袖ケ浦市横田の屈曲箇所解消・交差点改良では、当面の安全対策として、路肩部のカラー舗装を19年度に実施。JR東横田駅付近の交差点では、優先を示すドット線などの路面標示を施工した。さらなる安全対策については袖ケ浦市と調整していく。

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