2025/08/19
事業者:千葉県佐倉市
9月にP―PFI公告/佐倉ふるさと広場の再整備/佐倉市
佐倉市は、Park―PFI事業として整備する佐倉ふるさと広場の既存エリアと西側の拡張エリアについて、施設配置やゾーニングなどを整理したイメージ案をまとめた。西側の拡張エリアに、子どもから大人まで楽しめる空間として、芝生広場と花畑を整備する。既存エリアのエントランス広場には、魅力的な飲食施設と物販施設を整備し、消費を拡大させることで、地元経済の活性化につなげる。9月に事業者募集を開始し、2026年3月までの事業者決定を想定している。
佐倉ふるさと広場は、臼井田2714に所在。既存エリア約1・4haと西側の拡張エリア約7・2haをPark―PFI事業により整備するほか、東側の拡張エリア約1・6haを駐車場とすることで、市民や観光客が年間を通じて訪れ、楽しむことができるとともに、飲食・物販などにより消費を促進する観光拠点施設とする。
施設配置などの整理に当たっては、市民へのアンケート、民間事業者へのサウンディング調査、水辺および駐車場の検討内容を踏まえ、イメージ案を検討した。
西側の拡張エリアでは、敷地北側と南側に芝生広場を整備。転んでもけがをしにくく、安心して子どもを遊ばせることができる空間として設定する。また、花火、音楽、フードフェスなど多種多様なイベントの開催、ドッグラン、バーベキュー場としても活用する。
花畑については「風車の花畑」「見晴らしの花畑」「自然の花畑」を整備。来場者が四季折々の花を楽しむことができるよう植える花の種類を増やす。また、形状や起伏など花の見せ方を工夫し、来場者の満足度の向上を図る。チューリップフェスタにおいては、関東最大級の約30万本を確保する予定。
年度内の用地取得を目指しており、買収を完了した箇所から順次、地盤面をかさ上げするための盛り土を行っている。並行して本体工事に向けた設計を建設技術研究所が進めており、26年3月19日までにまとめる。
東側の拡張エリアには、普通自動車および小型自動車おおむね500台などの駐車場を整備する。一般競争入札による工事発注に向け、26年4月から契約事務を進め、26年度中の完成を目指す。