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県を盛り上げる核に/地域と共存し経済先導/白井市・印西市を視察/熊谷知事

熊谷俊人知事は3日、白井市の二重川地区生産技術高度化施設の建設予定地と印西市の複合商業施設『the Green』を視察し、両市長らと意見を交わした。熊谷知事は、両市について「東京都に近く、北千葉道路の整備と成田国際空港の『第2の開港』も予定されており、県経済を先導する地域」と評価し、「地域と共存・共生する開発事例として、県を盛り上げる一つの核となってもらいたい」と期待を寄せた。

白井市の二重川周辺地区においては、休耕地などを活用してハウスでトマト栽培を行う大規模な農業施設を市が誘致した。事業者は千葉白井農園。ICTを活用したスマート農業技術により、肥培管理、ハウス内の温度・湿度、日照などの管理を自動で制御し、省力化に寄与する『統合環境制御システム』を導入する施設として、安定的な生産と高い収益性を目指している。2027年3月の完成を予定。

熊谷知事は、生産技術高度化施設に関して「企業の農業参入を促進する制度や取り組みを強化する中で生まれた有望な案件」とし、「新しい農業への挑戦の場となる土地を直接確認できた」と述べ、将来への期待感を示した。

印西市の『the Green』は、物流施設やデータセンターなどで構成される『グッドマンビジネスパーク』の中にある複合商業施設。カフェやレストラン、温浴施設、フットサルコート、遊具、フィットネスジム、認可保育園などを備えている。

熊谷知事は「地域と共生する施設運営やコミュニティ形成のあり方が良く分かった。こうしたまちづくりを官民連携でどのように進めていくのかが非常に重要なテーマ」との認識を示した。

また、両市におけるデータセンター建設に伴う住民との摩擦に関しては「多くのデータセンターは、地域との共生を意識している」との認識を示し、「駅前のものを含めて、現在課題となっている案件については、市と意見交換をしっかりと行い、住民の皆さまの理解が得られる形で開発が進むことを期待している」と述べた。

意見交換会は、印西市役所3階大会議室で実施した。

意見交換のテーマは▽白井市=千葉ニュータウンの活性化、県道千葉ニュータウン北環状線の早期整備▽印西市=産業用地整備や企業誘致の促進、将来の産業を担う人材育成――など。

the Green内の認可保育園を視察する熊谷知事(左)と藤代市長(中央)など
活発な意見交換を行った
記者の質問に対応する熊谷知事