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千葉県酒々井町

台風襲来前より安全に/浸水対策後に河道機能回復/酒々井町 馬橋川

酒々井町は、令和8年台風第25号の影響で準用河川馬橋川の河道が崩落土砂により閉塞し、開運団地で浸水が発生していることを受け、災害復旧に関する記者会見を8日に開いた。金塚学町長は、浸水解消に向けた排水作業と、河道閉塞区間(暗渠管)をバイパスする排水ルートの整備を進めていると説明し、「今後、河道の機能回復を目指していく。台風が来た9月20日の状態より、少しでも危険の無い状態にしたい。税制や技術的な面の課題もあるため、県や国の知恵を借りながら検討していきたい」と話した。

会見は、災害対策本部を設置している町役場分庁舎2階第2多目的室で行った。

金塚町長は冒頭、「災害対策本部を設置してから18日目を迎えた。佐倉市八街市酒々井町消防組合、県、国の力を借りて排水作業に取り組んでおり、奥村組にも加わっていただいている。転換期にあたり、私たちの思いを伝えたい」とした。

台風第25号に伴い、町においては9月20日午前0時から48時間で約400mmを超える降雨があり、土砂崩れ18か所、冠水9か所、倒木2か所、路面沈下・路肩崩落5か所、車両冠水9台が生じた。

馬橋川では、沿岸4か所の土砂崩落の影響により河道が閉塞した。

開運団地においては、馬橋川の河川水が溢水したことにより、住宅全27戸のうち13戸で浸水被害が発生。また、車両等被害1台、町道の通行規制1か所が生じている。

当初は、排水完了まで3か月程度を想定していたが、関東地方整備局のTEC―FORCE(緊急災害対策派遣隊)や、TEC―FORCEパートナーの日本建設業連合会から派遣された奥村組の支援を受け、短縮を見込んでいる。

7日午後3時現在では、排水作業開始時点より60cm程度、水位が低下している。

閉塞箇所については、国土交通省国土技術政策総合研究所が現地調査を実施し、今後の対策を検討している。

馬橋川沿岸においては、民間により複数の箇所で盛り土が行われ、今回の土砂崩落との関連性を指摘する声もある。

このうち、下流部の過剰な盛り土については、2月27日に行政代執行に基づく撤去作業に着手した。

金塚町長は「盛り土の危険性は認識していたが、酒々井町のように小さな自治体にとって、全てを一度に着手するのは困難だった」と吐露した。

また、民有地に土砂が堆積していることを踏まえ、「行政として処理すべきか、県、国の指導を受けて考えていきたい」と述べた。

記者会見の様子
対応状況を説明する金塚町長
馬橋川の土砂崩落状況
開運団地の浸水状況
開運団地の排水作業状況
開運団地の排水状況