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千葉県県土整備部、(社)千葉県空調衛生工事業協会

「直接分離発注」最重点/インフレスライドに言及/空衛協と県土整備部が意見交換

(一社)千葉県空調衛生工事業協会(金子達也会長)と県県土整備部の意見交換会が4日、千葉市内のホテルプラザ菜の花で開かれた。協会は、空調衛生設備工事の直接分離発注の継続を最重点に、入札・契約制度や設計・積算、発注時期の平準化など16項目を要望した。意見交換に先立ち、あいさつに立った金子会長は、各要望について「いずれも会員にとって切実な願い」と訴え、有意義な回答を求めた。

担い手確保に関しては「空調衛生工事業を、若者にとって安全で魅力ある産業にしていくことが不可欠」と強調。県内の中学生に、工業高校に対して関心を持ってもらう活動を続ける考えを示した。また、DXの推進や情報共有システム(ASP)に対応した機器、ソフトの導入に取り組み、「現場の時間外労働を減らしていきたい」と述べた。

県の白壁慶積次長は、相次ぐ大雨で住宅やマンションの給排水設備、電気設備が浸水し、住民生活に影響が出たことに言及。「人員、資材の確保が困難な中、地域の復旧、復興に多大なる尽力を賜った」とし、謝意を表した。

担い手の確保に向けては、「週休2日を原則とした適切な工期設定や施工時期の平準化」などを進めていると説明。「可能な限りの分離分割発注により、地域建設業への受注機会の確保に引き続き努めていく」とした。

協会は、設備の専門業者が発注者の要望に直接応えることで、施工品質と適正価格の確保につながるとして、分離発注の継続を要望。リース方式や設計・施工一括発注(デザインビルド)方式は採用しないよう求めた。

入札・契約に関しては、年度内に変更の無い総合評価の添付資料を年1回の登録で済ませることや、技術提案の提出期間の延長を要望。

設計・積算では、機器単価や一式計上項目の内訳の開示、設計図書の整合性向上を求めた。また、搬入費を適切に見積もれるよう、機器表に寸法と重量を明記するよう求めた。質疑への回答が遅れると、メーカーから取り直した見積もりを入札価格に反映できない場合があるとして、ワンデーレスポンスの徹底も要望した。

このほか、年度後半に中・大型案件が集中しないよう発注時期を平準化し、ASPを活用して工事書類の省略や様式の集約を進めるよう要請。インフレスライド制度については、メーカーの見積もりなどを用いて実勢に即した額を算定し、申請書類や手続きを統一するよう求めた。

出席者は次の通り。

【千葉県空調衛生工事業協会】

▽金子達也・会長(大和設備工業㈱)▽小島直樹・副会長(三建設備工業㈱)▽池田 潔・理事(池田建設工業㈱)▽江連康明・理事(新日本空調㈱)▽川名展弘・理事(安房住宅㈱)▽鮫島功一・理事(千葉アロー㈱)▽丸山博通・理事(㈱朝日工業社)▽山下裕一・理事(芝工業㈱)▽山田 功・理事(新和設備㈱)▽長谷川哲由・常務理事▽足立麻紀・事務局

【県県土整備部】

▽白壁慶積・次長▽横田彰洋・技術管理課長▽地挽茂義・建設・不動産業課入札・技術審査担当課長▽根本成雄・同副課長▽小林耕次・営繕課長▽小深山浩通・同副技監▽佐野博也・施設改修課長▽越川和則・同副課長▽伊藤幹男・都市整備局住宅課副課長▽内田知輝・建設・不動産業課主査(随行)▽森 康・住宅課県営住宅設備班長(随行)

意見交換会の様子
金子会長
白壁次長