2026/02/04
返上したい交通事故死者ワースト
▼千葉県の交通事故による死亡者数が都道府県別で長いことワースト上位にあるのは、不名誉な記録というほかないが、2025年も改善したとは言いがたい結果となった。警察庁が公表した調査では、千葉県は122人で、全国ワースト5位だった
▼25年の交通事故死亡者数は全国で2547人で、統計が残る1948年以降最少となった。前年と比べると116人少なく、2年連続の減少となった
▼死者数は1990年代から減少傾向にあり、これまでの最少は2022年の2610人。減少傾向にあるのは不幸中の幸いだが、まだまだ多くの尊い命が失われている
▼65歳以上の高齢者の死者数は前年より90人減の1423人となったが、死者全体に占める割合は55・9%と高水準が続く
▼政府は25年までに死者数を2000人以下とする目標を達成できず、「歩行者の安全の確保、交通違反の取り締まりなどの多角的な取り組みを、効果的かつ強力に推進していく」とのコメントを出した
▼25年の都道府県別の死亡者数では神奈川県が139人と最多で、東京134人、北海道129人、埼玉125件、千葉122人と続いた。最少は島根、鳥取の各17人。人口規模などが違うとはいえ、これほど差があることに驚かされる
▼再び千葉県に目を転じると、令和に入って19年が172人で全国1位、20年が128人で5位、21年が121人で4位、22年が124人で4位、23年が127人で5位、24年が131人で3位。何としても減少させ、ワースト上位の汚名を返上したい
▼かく言う筆者も、恥ずかしながら昨年末に自宅近くの横断歩道で「停止義務違反」を受けた。横断歩道の手前で歩行者に気づかず一時停止を怠ったことによるものだった。そのときは「どうして自分が?」と不可解に思ったが、冷静になって一歩間違っていたらと考え、自らの注意不足を大いに反省した。その後、より注意を払って走行するようになったことを思えば、取り締まりに少なからぬ抑止力があることを痛感した。











