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2025/10/09

事業者:千葉県睦沢町

総事業費は最大43億円/DBで3階3360㎡新校舎建設/睦沢町 睦沢中建設基本計画案

 睦沢町は「町立睦沢中学校校舎建設事業基本計画」の案をまとめた。11月7日までのパブリックコメントを経て、年度内の計画策定を目指す。基本計画に基づき、睦沢中学校を改築する。校舎解体・外構工事を除く整備手法に設計・施工一括(DB)発注方式を採用し、既存プールなど跡地にRC造3階建て、延べ床面積3360㎡の新校舎棟を建設。概算総事業費については、建設費高騰などによるスライド条項の設定を見越し、2026年4月の公告時点で39億3321万1000円、27年10月の着工時点で42億2119万9000円、29年4月の校舎解体・外構工事着手時点で42億7810万4000円を見込んでいる。
 概算総事業費の主な内訳は▽公告時点=基本設計2815万6000円、実施設計1億898万4000円、基礎工事等5億6896万6000円、改築工事22億7586万4000円、校舎解体・外構工事実施設計とアスベスト調査4027万8000円、校舎解体工事3億8688万1000円、防災倉庫含む外構工事3億1368万円▽着工時点(実施設計完了後)=基礎工事等6億1518万2000円、改築工事24億6073万円、校舎解体・外構工事実施設計とアスベスト調査4027万8000円、校舎解体工事4億1830万7000円、防災倉庫含む外構工事3億3916万円▽校舎解体・外構工事着手時点(改築工事完了後)=校舎解体工事4億4973万2000円、防災倉庫含む外構工事3億6464万円。
 新校舎棟の計画諸室は▽普通教室=普通教室6室384㎡、特別支援学級2室96㎡▽特別教室=理科室96㎡、理科準備室32㎡、音楽室96㎡、音楽準備室32㎡、美術室・家庭科室64㎡、美術準備室32㎡、家庭科準備室32㎡、図書室160㎡、多目的室64㎡▽管理諸室=休憩室含む職員室128㎡、校長室32㎡、会議室24㎡、事務室32㎡、保健室64㎡、相談室2室32㎡、放送室16㎡、印刷室16㎡、教材庫2室32㎡、男女別職員更衣室2室32㎡、男女別生徒更衣室2室48㎡、生徒会室24㎡、PTA室・学校運営協議会室24㎡、倉庫24㎡▽共用部=昇降口128㎡、来客玄関32㎡、配膳室3室48㎡、部室24㎡――など。
 建設地は、上市場1500にある睦沢中学校敷地内。敷地面積は3万4759㎡(うち運動場2万2706㎡)。
 既存校舎は▽校舎棟=RC造3階建て、延べ床面積3346・9㎡▽技術教室棟=S造平屋建て、床面積482・4㎡▽体育館=RC造2階建て、延べ床面積997・2㎡▽柔剣道場・食堂棟=RC造一部S造2階建て、延べ床面積865・2㎡▽部室=木造平屋建て、床面積60㎡▽倉庫=木造平屋建て、床面積28㎡――など。
 このうち、技術教室棟、体育館、柔剣道場・食堂棟は、利用を継続するが、将来的な改築も検討する。
 
園小移転による/一貫校化も視野
 
 園小中一貫教育も見据えている。睦沢小学校を移転する場合、渡り廊下を解体し、跡地に2階建ての中学校技術室・多目的室を含む小中体育館棟を整備。技術教室棟・体育館・柔剣道場・食堂棟を解体し、跡地に3階建ての新小学校棟を建設。さらに、小学校グラウンドなど外構整備を行う。
 睦沢こども園も移転する場合、敷地北側を造成し、平屋建てのこども園と園庭を整備する。
 施設計画方針は「人間力・社会力を育む学校づくり」「インクルーシブな学校づくり」「安全・安心を確保する学校づくり」「地域に開かれた学校づくり」「自然とともに過ごす学校づくり」「持続可能性の高い学校づくり」「工事期間中の学習環境に配慮した学校づくり」。
 パブリックコメントは、町内在住者や町内事業者などが対象。意見書は郵便、ファクス、電子メールにより、総務課へ提出する。
 なお、「睦沢町立睦沢中学校校舎建設事業『基本計画策定』および『事業者選定アドバイザリー』業務」は、建設技術研究所が26年12月15日まで担当している。

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